ZEBへの取り組み

ZEBとは、Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略称で、「ゼブ」と呼びます。快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のことです。

建物の中では人が活動しているため、エネルギー消費量を完全にゼロにすることはできませんが、省エネによって使うエネルギーをへらし、創エネによって使う分のエネルギーをつくることで、エネルギー消費量を正味(ネット)でゼロにすることができます。

現在当社では、ZEBを取り入れた新館を建築しています。

ZEBを取り入れた新館を建築

当社は、創業140周年を機に新事務所計画を開始し、そこで取り入れたZEB手法は、働く社員のケーススタデイとなり、お客様のZEBへの取り組みを積極的にご支援できるとともに、昨年度より活動を開始したSDGsへの具体的な取り組みとして、ZEB建築を開始いたしました。(完成予定2025.10)

また、事業継続計画(BCP)対策として、免震構造及び蓄電池により緊急時対応を強化します。
今後はZEB化で得られた知見・経験を業務に生かし、社会全体での脱炭素に貢献できるよう取り組んで参ります。

ZEBコンセプト

本事業にて取り組むテーマは「パッシブ技術」「省エネ技術」「BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)認定取得」の3つです。これらの取組に加え、創エネルギーなどにも取り組んでいます。

CONCEPT 01
パッシブ技術

外皮性能として、高断熱性能を持つ外壁材を使用、屋根はグラスウール断熱材を小屋組み及び天井内に使用し遮熱性能を確保、窓には高性能Low-eガラスを使用する事による空調負荷軽減

屋根

ガルバリュウム鋼板t0.6+グラスウール断熱材t
50mm 熱貫流率0.68W/㎡K

外壁

ガルバリュウム鋼板+高断熱イソシアヌレートフォーム
サンドイッチパネルt25 熱貫流率0.79W/㎡K

Low-eガラスt6+air12+t6
熱貫流率1.6W/㎡K

CONCEPT 02
省エネ技術

高効率設備・省エネ型第一種換気設備を導入し省エネを実現、デマンド監視により使用料の制御及びムダ削減、屋根上太陽光発電システムによって再生可能エネルギーの利用、蓄電池による創蓄連携システムを導入

空調負荷を軽減

換気機器にDCモーターの機器を採用して、消費電力の軽減を図りました。
空調機器には高COP値(COP:エネルギー消費効率)の最新空調機を採用し省エネ性能向上を実現、
また、「低GWP冷媒R32」(GWP:地球温暖化係数)を採用することで環境負荷の低減にも貢献しています。

消費電力を軽減

省電力空調機を使用
LED照明器具、調光制御システムの採用による消費電力を軽減

CONCEPT 03
BELS認定所得

BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)認定取得

BELS(ベルス)とは?

BELSは、建築物が消費する一次エネルギー(冷暖房、換気、給湯、照明などを含む)の総量に基づき、第三者評価機関が評価する制度です。
この評価を通じて、エネルギー消費性能が示されるため、BELSを取得した住宅は「環境に優しい住宅」であることが証明されます。

CONCEPT 04
その他

事業継続計画(BCP)

地下ピットに免震装置を採用(自然災害に対応)
蓄電池設備を採用(電池容量237kwh)

創エネルギー

太陽光モジュール480w×650枚 設備容量(DC)312KW
ZEB達成基準出力310KW